観天望気(かんてんぼうき) 生物の行動や自然現象(雲や霧の様子)を観察して経験をもとに天気を予想すること。
天気俚諺(てんきりげん) 天気・天候・気候などの予測に関する昔からの言い伝え。
望気の中の気象学的に意味のあるものが 天気俚諺として 伝承されている。
《梅雨明け10日》ということわざを知りました。
梅雨が明けたあとは、太平洋高気圧の勢力が持続しやすく 梅雨明け後 10日くらいは安定した晴天による猛暑が続くというものです。 10日くらいすると太平洋高気圧の勢力が衰えて 気温も下がって過ごしやすくなる。
こういう天気のことわざって マユツバなものもあれば まさに!っていうものもありますよね。
《梅雨明け10日》は まさにそのとおり。(実際には7~10日くらいのようですが)
そして梅雨が明けた今 まさに 猛暑続きですよね。
天気のことわざは 風の吹き方や 雲や 生き物の動きを見て 昔の人が その経験から伝えてきたものが多いんです。だから 科学的に根拠があるものが多いんだそうです。(でも イメージなんかで根拠なく伝わってきたものも あるんですよね。^^;)
天気に関する よく聞くことわざ 探してみました。
〇朝やけは雨、夕焼けは晴れ
日本の天気は西から東へと変わります。だから、朝焼けが見える時は東の空が晴れていて、西から雨になる可能性が高い。夕焼けが見える時は西の空が晴れていて、翌日も晴れる可能性が高い。 根拠あり(^^)
〇雨蛙が鳴くと雨
カエルが鳴かなかった翌日に雨が降った割り合いは11%。良く鳴いた日の翌日に雨が降った割り合いは36%(愛知教育大学調査) う~ん、微妙ですね。(-_-;)
〇アリの行列を見たら雨
アリは大きなエサを見つけた時に 行列を作って運びます。これは雨とは関係あるのかなぁ。 微妙です。(-_-;)
〇うろこ雲は雨
前線や低気圧があらわれたとき うろこ雲がでやすい。うろこ雲のひとつひとつが大きくなってきたら 天気が悪くなるサイン。 根拠あり(^^)
〇鐘の音が良く聞こえると雨
空気中に水蒸気が多量にあると空気が音を伝えやすくなる。遠くの音が聞こえる時は雨の前など 湿度が高い時と考えられる。 根拠あり(^^)
〇櫛が通りにくいときは雨
移動性低気圧が近づき湿気が多くなると 髪の毛が空気中の水分を吸って伸びたり縮れたりする というわけで 櫛が通りにくくなる。 なるほど~ 根拠あり(^^)
〇セミが鳴き止むと雨
鳴くのはオスのセミです。鳴くのは求愛行動のため。セミは羽が濡れると飛べないのでメスはこない。だから 雨のときは鳴かないって説がありました。オス自身も濡れない場所に隠れるとか。 これは・・・根拠・・ありなんでしょうか。この夏 確かめたいと思います。
〇つばめが低く飛ぶと雨。
湿度が多くなると 多くの虫は羽がしめって 高く飛べなくなる。虫を捕食しているつばめは 低い場所を飛んでいる虫を捕まえるため 低く飛ぶ。 根拠ありです(^^)
〇とんぼが低く飛ぶと雨
湿度が多くなると カやハエやガガンボなどの虫は羽がしめって高く飛べなくなる。とんぼは肉食で エサを捕まえるために 低く飛ぶ。 根拠ありです。(^^)
〇猫が顔を洗うと雨。
猫のヒゲはとても敏感なので、湿気が多くなると ヒゲのハリが失われるのでハリを取り戻すために顔を洗ってヒゲの手入れをしてるんだそう。でも 猫を飼っていても 顔を洗う洗わないは雨とは関係ない、って方もいて 根拠がある!っていいきれないかも。 一応 根拠があり (^^) にしておこうかな。
〇そばの豊作は大雪
これは 根拠ないようです。そばの花(白くてきれい(^^))が満開の様子が 雪が一面に雪が積もったかのように見えるからではないかと。
イメージからでたことわざのようですね。 根拠なし(-_-;)
微妙なものもありますが、セミやカエルは田舎と都会では環境が違うし、猫だってノラちゃんじゃない限り 今は エアコンで空調を整えられますよね。
湿度だって調節できますし・・・。
昔と現在では 環境が違うんです。(当たり前だけど…^^;)
そこのところを大目にみると ‐根拠あり‐(^^)になるものが
かなりあるんじゃないか と思います。((^o^)丿
経験から導きだされた 知識って たいしたモノなんだなぁ。
そういえば、今日は【大暑】 こよみの上で 一年で一番暑い時期だそうです。【大暑】から【立秋】(8/7)までが暑さのピークなんですって。
そして 明日(7/23)は『天ぷらの日』 大暑に夏バテ防止で天ぷらを食べましょう!ということらしいですよ。
ウナギもいいけど(7/28は土用丑の日ですね) 天ぷらもね。(#^.^#)ノ
それでは このへんで~。 お耳汚し、失礼いたしました。(^^)/~~~