『イッチクダッチク』
中学生くらいの時だったと思います。
私、「ねぇ、そのボタンってイッチクダッチクじゃない?」「えっ?」(´・ω`・)エッ?
「えっ?」(´・ω`・)エッ?「??」
友だちはポカ~ン。言った私もポカ~ン。・・・伝わらないんだ。いっちくだちっく。いちっくだっちくって 標準語じゃないの??
子どもの頃、うちは6人家族で 母方の祖父と祖母と一緒に住んでました。祖父は福島出身で祖母は茨城出身。二人とも 標準語で話してた覚えしかない。覚えはないんだけど たぶん チョコチョコと方言交じりだったんだろうなぁ。
家族みんなが 使っていた言葉で 実は方言だった言葉は たくさんある。
でもね、それが方言だって わかるのは 友達と話ていて ポカ~ン てなった時。ポカ~ンのあとに くる (∩´∀`)∩笑い。恥ずかしかったなぁ。中学生は多感なお年頃なんです。
ちなみに 私は 結婚して東京を離れるまで 東京生まれ 東京育ちです~。<(`^´)>
●『いっちくだっちく』 掛け違えるってこと。互い違いとか。「ボタン、いっちくだっちくじゃない?」
●『あおなじみ』青あざ 「ぶつけてあおなじみになっちゃった。」
●『うちゃる』放っておく・捨てる 「もう使えないからうっちゃといて。」
●『おっかない』怖い 「あの人、おっかないね。」
●『おっぺす』押す 「もっとおっぺして!」これは良く祖母が使ってましたね。
●『かっちゃく』ひっかく 「猫にかっちゃかれた~」
●『くっちゃべる』おしゃべり「くっちゃべってないで 手を動かせ!」
●『ごじゃっぺ』馬鹿(ていうかおバカさん的な?) 「この!ごじゃっぺが~!」
●『こわい』疲れた。「きょうは こわいな~。」(これは知らないと伝わらない!祖父が病院で こわい!を連呼した結果 精神安定剤を処方されて帰宅したことがありました。^^;)
●『だいじ』大丈夫 (これは娘もナゼカ娘の友達も使います)
●『つんのめる』つまづく
●『ひしゃげる』つぶれる 「おっぺしたら ひしゃげちゃった。」
●『ひっぺがす』はがす 「バンソウコをひっぺがす。」
●『ひやっこい』冷たい 「この水 ひやっこいなあ。」
●『ひんまがる』曲がる 「このきゅうり、ひんまがってるな。」
●『まっちろけっけ』真っ白
●『まっか(ん)ちっかん』真っ赤
●『よばれる』招待される 「誕生日におよばれしました。」
●『んで』それで 「んで、どーする?」
よく 使われてた言葉をあげてみました。⇑ (たぶんもっと強い《方言!!》的な言葉 たくさんあるんだと思うけど うちではこの程度でした。茨城の方言っていうと 『だっぺ』が有名?ですもんね。でも家では使われてなかった。 だから 標準語だと疑いもしなかったんだと思います。)
つらつらと書いてみましたが、
う~ん。ほんとうに全部 方言?標準語混ざってない??
ふつうに使ってる言葉、けっこう ない??
でも 茨城の方言、こうして文字にして 読み上げてみると ちょっとかわいい響きに聞こえませんか? 小さい《つ》や《や》多いんですよね。
それからね、茨城の人は 《い》 と 《え》が逆になっちゃう。たとえば 《いろえんぴつ》は《えろいんぴつ》
祖母はどうしても 《いろえんぴつ》って言えませんでした。(子どもの頃、一緒に練習したんですよ ^^;)
江戸っ子の 《ひ》と《し》みたいなもんなんでしょうかね。(;^ω^)